Self Organized Learning Environments

SOLEと英語のプレゼンテーション
SOLEとは、Self Organized Learning Environmentsの略で、直訳すると 「自己管理学習 環境」ですが、簡単にいうと「インターネットを使った探求学習」です。生徒たちは、グ ループ単位で協力しながら様々な研究課題に取り組むことで、自然に学習していきます 。SOLE Japanでは、協力して得た答えを英語で発表します。このように、英語によるプレゼンテーション能力を磨くことは、大学受験でもかなり有効です。

What are SOLEs?


SOLEとは、1990年から2000年初頭にかけて、Sugata Mitraによって開発された学習メソ ッドで、近年SOLEで学ぶ生徒数は世界中で増加しています。Sugata Mitraは、英国ニュー カッスル大学、Education, Communication and Language Sciences 学部・教育工学科の教 授です。
 
SOLE Japanでは、どのような授業が行われるのでしょうか?

Waseda University Global Leadership Studies,Tokyo’s Shinjuku Ward ,Monday 3 June 2013. Satoko Kawasaki photo.
  1. 講師は、生徒たちに “Big Question” を出します。”Big Question”とは、短い時間で簡単に解答が得られない研究課題です。
    例えば、
    「動物の知能は、いかにして測るか」
    「ケレスの白点は何なのか」
    「植物はどのようにして、また何のためにビタミンDを生成するのか」
    これらは、おそらく大学生にとっても非常に難しい質問です。しかしSOLEでは、難題に挑戦することで、学習意欲を掻き立てる効果があるのです。
  2. 生徒は、3人~5人のグループを構成し、インターネットを使って難題の解決に取り掛かります。言語の指定はなく、グループを変わっても良く、また、他の生徒やグループからの情報を真似てもよいのです。ルールはありません。約1時間かけてこれを行います。おそらく、一時間では答えはみつからないでしょう。しかし、それで良いのです。SOLEの真の目的は、解を得ることではなく、解を導き出すために探求することだからです。
  3. 各グループは、自分たちが調べてわかったことを、ノート、資料、プレゼンテーションソフトを使って、英語でプレゼンテーションを行います。
  4. 最終的には、すべてのグループが英語で発表を行い、メンバー一人一人が必ず発表に参加します。講師は生徒にポジティブなアドバイスを行うことにより、生徒たちはスキルを向上させ、人前で英語を話す自信を身につけていきます。
    中学生クラス
  5. 講師がテーマを紹介します。例えば、「ユネスコ世界遺産」、「日本の野生動物」、「天候」などです。
  6. そのあと、それらのテーマに沿った質問を出題します。 生徒は班に分かれて、インターネットで答えを探します。質問と答えは英語で行うことが決められていますが、答えを導き出す方法はすべて生徒に任せています。翻訳サイトを利用したり、ほかの方法を使うことも可能です。
  7. 生徒たちは、答えを調べているうちに、多くのことを学んでいきます。そして、学ん
    だ内容を英語で報告するのです。
     
    オンライン国際交流プログラム

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